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グラウト(grout)とは、すき間や空洞を埋めるために注入する液体で、グラウトには主にセメント系やガラス系、合成樹脂などが用いられます。
グラウト注入は建築現場において、地盤が弱い箇所を補強したり、トラブルに対処したりするために用いられる工法です。グラウチングや薬液注入とも呼ばれます。
建造物にはすき間が発生するケースがありますが、グラウトはそういった場合にすき間を埋めるための工法として用いられます。
グラウト材には主にセメント系、ガラス系、合成樹脂系の3種類があります。セメント系は建築現場で一般的に用いられるグラウト材で、水を混ぜるだけで使用できるものです。
また、ガラス系は土木工事やダムの地盤改良工事によく用いられるグラウト材で、粒子が細かいため、すき間によく浸透し乾燥すると固まります。合成樹脂系は軽量で使いやすく、建物の補修工事によく用いられます。
グラウト注入は建物のすき間などを埋めるために用いられます。建造物にすき間ができてしまった場合の補修工事や、岩盤の補強、マンションなどのひび割れの補修、最近では地盤沈下による傾きの改良などにも用いられるケースが増えてきています。
1.温度変化に強い
グラウト注入は温度変化に強いというメリットがあります。
グラウト材は温度変化や凍結融解などの環境変化に対して耐久性が強いという特徴があり、35度の高温にも5度の寒冷にも対応可能で、外気によって品質が左右されることがありません。
また、耐熱性にも優れているため持続的な高温環境の下でも耐えることができます。
2.すき間やひび割れを埋められる
グラウト注入はすき間やひび割れを埋められるというメリットがあります。
一般的なモルタルはセメントと水を混ぜ合わせて作られますが、内部の水が乾燥することで収縮してしまうため、中に空洞やひび割れができやすくなります。
しかしグラウト材は粘度が低いため、細かなすき間やひび割れでも埋めることが可能です。さらに乾燥しても収縮しないため、すき間をしっかり埋められます。
3.耐水性がある
グラウト注入は耐水性があると言うメリットがあります。
グラウト材を注入することですき間がなくなり、雨などの水分が内部に染みることがありません。そのため、酸性雨やPM2.5などの有害物質が入り込むことが軽減され、花粉や砂塵などで建造物が汚れたり摩耗したりしにくくなります。
それにより建物自体の耐用年数も長くなると言うことになります。
4.収縮しない
グラウト注入は収縮しないというメリットがあります。
グラウト材は適度な膨張性があり、さらに長期に渡って収縮が発生しないという特徴があります。そのことから構造物との付着性を高めて沈下を防止し、構造物と一体化しやすいため建物の耐震強度自体を高めることが可能です。